今回はコミックス版「NHKにようこそ!
出版社 | 角川書店 |
シリーズ名 | 角川コミックス・エース |
原作 | 滝本 竜彦 |
漫画 | 大岩ケンヂ |
脳内ゲストは佐藤達広さんです。

本作の主人公。
大学を中退し、現在は無職のひきこもり。
(C)Tatsuhiko TAKIMOTO (C)Kendi OIWA
やまだ:よろしくお願いします。
佐藤:お、オイ・・・・・・こんなとこに俺を呼ぶなよ・・・・
こうゆうのは岬ちゃんにでも頼めよな・・・・
やまだ:その岬さんに頼まれたんです。
何でもひきこもり脱却プロジェクトの一環だそうで。
佐藤:そ、そうなのか・・・・?
やまだ:嘘です。
佐藤:は?
やまだ:岬さんをゲストに招いて「岬可愛いなぁ~」という記事にでもしろと?
そういう記事は「ゼロの使い魔
まぁそれらの記事を書くかは分かりませんが。
佐藤:あ、あの・・・・?
やまだ:しかしそんな記事は“NHK”ではありません。
佐藤さんはクズです。ゴミです。
存在自体が社会から浮いている産業廃棄物以下の蛆虫です。
佐藤:あぁ?

やまだ:そのクズさ加減を前面に押し出してこその“NHK”です。
壊れてこその“NHK”です。
佐藤:お前・・・・さっきから黙って聞いてりゃ・・・・(((`Д´ )))
やまだ:でも。
佐藤:あ!?

やまだ:やまだはそんな佐藤さんが好きです。
何故ならやまだもクズですから。
佐藤:何が!・・・・・・・・え?
やまだ:ではまずはコミックスのレビューから。
アニメ感想記事のみ読みたいという方はこちらからどうぞ。
佐藤:え?おい、今のどうゆう意味!?
やまだ:佐藤さん。
佐藤:な、何だ?
やまだ:2人で誰も着いてこられない様な、オリジナルに負けないくらい読者を引かせる
素晴らしい記事にしましょうね。
佐藤:いや・・・・でもさ・・・・
やまだ:何です?
佐藤:オリジナルはちゃんと読者獲得出来てるだろ。
だからアニメ化もされた訳だし。
上手くニッチを突いて・・・・いや、もうオタク文化はニッチとは言えないのか・・・・?
やまだ:・・・・何故そんな事を知っているんです?
佐藤:いや・・・・山崎がそうゆうような事を・・・・
やまだ:佐藤さんの分際で正論を吐くとは生意気な。
佐藤:あぁ!?

やまだ:あ、これは失礼。
さて、コミックス版「NHKにようこそ!」ですが・・・
佐藤:何事もなかったかのように進めてんじゃねーよ・・・・
やまだ:「NHKにようこそ!」というタイトルと表紙だけの情報だと、どういう漫画に見えるでしょう?
ちなみにこれが1巻の表紙です↓

やまだ:放送局の裏側を描いた物語でしょうか?
はたまた女子アナウンサー奮闘記を想像するでしょうか?
佐藤:どっちも全然違うだろ・・・・
やまだ:ええ、全く違いますね。
英語が読めてオシャレデザインの一部の様に書かれている文章を読めば話は変わって
きますが、そうではない場合、内容を的確に予想する事は不可能だと断言します。
佐藤:そうかぁ?
やまだ:そうですよ。
一体誰がNHKの事を「N=日本・H=ひきこもり・K=協会」などと考えるんですか。
佐藤:いや・・・・だって、湯わかしポットのお姉様が・・・・
やまだ:そうなんですよね。
この「日本ひきこもり協会」という発想は、大学を中退して働きもせずに親の仕送りを頼りに
只管引き籠もっていた佐藤さんが合法(?)の薬でトリップした時にTVちんとコンポちゃんと
湯沸しポットのお姉様の会話をヒントに気付いたNHKの陰謀なんですよね?
佐藤:いや・・・・まぁ・・・・本気でそんな事考えてる訳じゃないけど・・・・
やまだ:と、ここまで読んで頂けた方には何となく分かってもらえたかと思いますが、
本作は「NHKで頑張ろう!」という様な健全な漫画ではありません。
只管後ろ向きな漫画です。
佐藤:いや・・・・後ろ向きなってあんた・・・・
やまだ:そうでしょう?
主人公は日本トップレベルのヒッキー。隣人は高校時代の後輩であるオタク。
「電車男
確かに現実です。
「電車男」は“綺麗”な表現が多く、「オタクって面白い・可愛い」という不思議な発言をされる
方の量産に成功した稀有な存在です。
しかし本作を読めばその価値観が崩れる事請け合いです。
きっと本作を読み終わった後には「オタクって面白い・可愛い」から「オタクってキモイ」に
戻れるでしょう。
佐藤:お、おい・・・・いいのかよ・・・・?
やまだ:何がです?
佐藤:なんつーかその、「電車男」の悪口を言ってるみたいに思われないか・・・・?
やまだ:「電車男」を批判している訳ではありませんよ?
寧ろやまだは面白い作品だと思っていますし。
ただ一般受けするかという点で、本作との引き合いに出しただけで。
まぁ一般受けしたといっても結果論ではありますけどね。
佐藤:「NHK」の方は一般受けしないって言いたいのか?
やまだ:先程からそう言っているじゃないですか。
本作に共感出来たり素直に感動出来たりする方は、既に“一般人”ではないと思います。
諦めましょう。そして素直に認めましょう。
逆に嫌悪感を覚えたり引いてしまった方はまだ戻れます。
道を見誤らない様に。御自愛下さい。
佐藤:・・・・やまだはどっちなんだよ・・・・?
やまだ:最初に言いましたよね?やまだもクズだと。
本作を読んでいると共感出来るシーンが山の様に出てきます。
やまだの場合は佐藤さんにではなく山崎さんにですけどね。
佐藤:やまだは山崎みたいなタイプなのか・・・・
やまだ:あ、でも佐藤さんにもはっきりと共感出来る部分はありますよ?
佐藤:何だよ?
やまだ:ロリ好きという点です。
佐藤さんが小学生のパンチラを盗撮しようとするシーンなどは存分に楽しませて頂きました。
佐藤:言うな。俺はもう3次元は卒業したんだ・・・・
やまだ:やまだ的には2次元の話ですから。
佐藤:あ、そうか。
やまだ:本作にはこちらの佐藤さんや隣に住むオタクの山崎さん以外にも魅力的なキャラが
登場しますが、得てして皆何処か壊れています。
人間のクズと言える程なのは佐藤さんと山崎さんくらいですが。
佐藤:さっきから人の事をクズクズってな・・・・(((`Д´ )))
やまだ:何処か間違っていますか?
佐藤:そりゃお前っ!
やまだ:間違っていますか?
佐藤:いや・・・・だから・・・・
やまだ:間違って・・・
佐藤:あーもういいよ!何も間違ってねぇよ!!(`Д´;)
やまだ:そうですか。
ではまとめてみますが、本作はシナリオのレベルが非常に高く面白いです。
ですが何度も言う様に、“ひきこもり”・“オタク”というものをかなり現実的かつ直接的に描い
ているので、“一般”の方が読むと嫌悪感を覚えたりする可能性が高いと思われます。
また少しそういう世界に興味がある・その区分で自分がどちら側なのか判然としないという
方は、本作を読む事によってある程度の答えが出るかもしれません。
ただし、当記事を御覧になって興味が沸いたという方がいらっしゃいましたら、
自己責任でお読みになって下さい。
佐藤:ん?漫画読むのに自己責任ってどういう事だ?
やまだ:本作を読んだ事によって人生観が変わった、「俺の輝く日常を返せ」などと言われても
やまだは一切責任を持てないという事です。
佐藤:大袈裟に言いすぎだろ・・・・(-_-;)
やまだ:では逆に「自分はひきこもりorオタクだ」と言い切れる方にはどうかというと、
全力でお勧めします。
かなり面白いので。
ちなみにオタクオタクと言ってきましたが、これは“アニメオタク”・“ゲームオタク”という
意味ですので。
“釣りオタク”の方は当記事内での基準では“一般人”となります。
佐藤:しかしアレだな。
どんな人なら楽しめそうかって話ばっかで、肝心の内容について何も話してないよな?
やまだ:・・・・佐藤さんの分際で正論を吐くとは生意気な。
佐藤:あぁ!?

やまだ:ストーリーの概要を説明しますと、この地球に優しくない不燃ゴミである佐藤さんが
超絶美少女の中原岬さんに助けられながら脱ひきこもりを目指す物語となっています。
佐藤:何でキャラ説明にそんなに差があんだよっ!!ヽ(`Д´)ノ
やまだ:気にしないで下さい。ただの嫉妬ですから。
佐藤:あー何だ、ただの嫉妬か(^^)
って嫉妬なのかよ!!
やまだ:それではここからはTVアニメ版「N・H・Kにようこそ!」
第02話「クリエイターにようこそ!」の感想です。
佐藤:まったくよ・・・・何なんだろうなあの娘は・・・・
やまだ:急にどうされました?
その黒いノートでも無くしてしまったかの様な変わりぶりは。
クスリのやり過ぎで脳が溶けたんですか?
佐藤:アニメの話だからアニメに合わせて喋ってるんだろが!
つーか最初のリンクから直接ここに飛んできた人もいるかもしれないのに、
そうゆう言い方するなよな。
やまだ:佐藤さんの分際で正論を吐くとは生意気な。
佐藤:うるせぇよ!!

やまだ:しかしアニメのOPはオシャレですよね。
↑のコミックスのお話で表紙から中身を想像し難いと言いましたが、このアニメOPからも
内容を想像し難い感じですね。
佐藤:「GONZO」なめんなよ。
やまだ:そんな事は一言も言っていませんが。
まぁしかし、構成は巧いですね。
今の所コミックス1話~3話を混合した感じで進んでいますが、構成としてはアニメの方が
優しい気がします。
が、痴漢の件だけは頂けませんでした。
何ですかあの痴漢像は。ふざけてます?
佐藤:いや・・・・チカンってああゆう感じだろ?
やまだ:あれは痴漢ではなく怪盗でしょう。
佐藤:・・・・あんな怪盗いねぇよ・・・・
やまだ:確かに言ってから気付きましたが、佐藤さんに言われたくはありません・・・・
佐藤:しかし隣に住んでるのが山崎だったとはなぁ。
やまだ:山崎さんの声は良い感じですね。
佐藤さんを睨むシーンも中々良かったですし。
佐藤:今回は山崎のお陰で助かった部分もあるが、まさか製作するゲームのジャンルが・・・・
やまだ:エロゲー造り頑張って下さいね。
佐藤:はっきり言うな!
やまだ:それにしても基準がいまいち分かりません。
佐藤:基準って何のだ?
やまだ:いえ、“エロゲー”ではなく“ギャルゲー”に変えるかなと思っていたんですよ。
まぁどちらにも興味が無い方からすれば大差ないのかもしれませんが。
佐藤:まあ、そうだろな。
やまだ:しかしそこは特に変更無しで、「ロリータにようこそ!」のサブタイトルが
「美少女にようこそ!」になっているのが。
児童ポルノ禁止法絡みなんでしょうか。
佐藤:来週の話か・・・・
・・・・誰か俺を助けてくれ・・・・マジで・・・・
やまだ:では今回はこの辺でお開きとさせて頂きます。
ご清聴ありがとうございました。
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TB返し、非常に遅くなりましたぁ;
ごめんなさい;
ということで、TBありがとうございましたw
ありがたいですよ^^
んなっ…原作では美少女ではなかったですか、タイトルが!w
さすがにそんなタイトルだと引っかかってしまうのでしょうかねw
今回の美少女にようこそ!を観ましたが、いや~面白いですね~。
原作を知らないからより楽しめるのでしょうがねw
哀れな佐藤くんに乾杯です。(T▽T)
お気になされないで下さいませ。
こちらこそ有難い限りで御座います。
>んなっ…原作では美少女ではなかったですか、タイトルが!w
実はそうなんですよね。
原作というかコミックスですが。
何となくですが、アニメ版は地上波だからか、若干表現が柔らかく感じるので、アニメ→コミックス&原作という流れが良い感じかもと思ったりしました。
乾杯です。
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